蜂の次は・・・

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前回のブログでは蜂が我が家に来たことを書いた。この蜂の集団は夕方には『やっぱここは居心地わるいわ!』とどこかに飛んで行ったらしい。あら〜。あの姿は鳥肌が立って気持ち悪かったが、いないとなるとそれもまたちょっと淋しいのであった。

 

ところがその2日後。我が家にまた動物が到来?した。その動物とは・・

 

 

 

 

 

       わかるかしら?  もう1枚

 

 

 

 

 

 

 

 

カラスである。

ある日の朝、妙に近くで鳴き声がするので行って見た私。家の前は田んぼ。もう稲穂が出て熟れるのが待ち遠しい。その根元が揺れている。どうもここにカラスと何かがけんかしているようなのだ。私はすぐにじいちゃんを呼んだ。無茶が大好きなじいちゃんは稲の根元に突進していこうとしていた。

 

『危ないから行ったらダメ!!』

カラスは誰とけんかしているかもわからないのだ。ヘビに首を絞められているかも?それとも何か別の獣とけんか?

田んぼに突進していくことを止められたじいちゃんは瓦を田んぼに投げ込んだ。すると1匹のカラスが慌てて田んぼの中央に飛んできた。そしてもう1匹が瓦を落とした所にまだいた。カラスとカラスの戦いだった。負傷していたカラス。しかし自力で塀を登ってきたのである。

 

 

 

 

   ぼろぼろになったカラスの『カラ子』(と私が命名した!)

 

 

 

 

 

      やっぱりぼろぼろである

 

 

 

 

 

 

       かわいそうなカラ子

 

 

 

ここまで上がってきたときじいちゃんはこう言った。

 

『捕まえようか』

『捕まえてどうするん?』

『飼う』

『・・・』

 

 

 

ということで、以前うさぎのうーちゃんがいた小屋がカラ子の部屋となった。

 

まずはごはんである。うーちゃんのエサ(かりかり)があったのでやってみた。食べた。残飯をやってみた。食べた。そして私はちくわを千切ってやってみた。

ぽーんと投げたら、すぐ食べた。

おーーー!

自分がやったえさを食べてくれて感動した私。もう一切れ投げた。食べた。

カラ子はちくわが好きなの?  もう一切れおまけで投げてみた。食べた! と思ったらのどに今迄の分を貯めていて、今度は全部吐き出した。

えーーー、と落胆した私。しかし!何とカラ子はそのちくわを藁の下に隠してしまったのである。

おーー!カラスも犬のように隠すのか・・

ひとつ勉強になった私であった。

 

カラスを観察するととても可愛い顔をしている。首をかしげてお目目はパッチリ。カラスってこんなに可愛かった?

しかし、うーちゃんの小屋である。カラスは空を飛ぶ。この小屋では窮屈である。ストレスも溜まるであろう。くちばしで木をつつく。

 

このまま放した方が良いのか、もっと怪我が回復するまで待った方が良いのか??

しかし2日くらい経ったときに、扉をあけてカラ子に言った。

『飛んで行ってもいいんだよ』

 

カラ子は私達に遠慮していたのか、しばらく小屋にいた。が、側の橋の欄干に行き、それからどこかへ飛んで行った。

 

やっぱり淋しい・・

カラ子はいりこの出しガラがとっても美味しかったらしく、たくさん食べた。

カラ子〜、もういじめられないように、どうか無事にカラ子の人生を全うしてもらいたい。いつでもここに戻って来てもいいんだよおおおーーーーー

 

元気で暮らすんだよ〜〜

おばちゃんは切にそう願ったのだった。

 

 

  

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