珍獣 来客

- - - otoneko-ms
ここのところ、朝から夜までずっと忙しく、このブログもなかなか更新ができずにいた。
今日は 重い腰をあげ 頑張ってみよう!!

昨日の夜のことである。レッスンを終え、ケーキを焼き、疲れて帰ってきた。いつも車はお隣の庭に停めるのだが、荷物が多かったので我が家の前まで乗ってきた。左は蔵がある。 いつも『蔵』といっているが、別にお宝を隠している訳ではない。我が家にお宝なんぞは一つもありはしないのである。ただ農作業のための道具を置いたりしている物置である。
寒い時期は 外猫えみちゃんがその中でおやすみするので、常に少し扉を開けている。

車を止めると同時に、私の目に入ったものは・・・

『ん?  今 何か通ったよね? 茶色の動物が・・・えみちゃん? でもちょっと違うような気がするわ・・・????』
私はすぐさま車を降りた。 えみちゃんがいた。 『今通ったのはえみちゃんだったの?』でも何か気になるわ・・。
そしてもっと先に目をやると・・・

私は見た!!!!!!!!!!!!
蔵に何かが入ろうとしている。  入ったわ! 
そして私は扉を閉めた。
きゃ〜〜〜〜〜〜〜、捕まえたわ!!   ほらほら よーく顔を見せてごらん? このずんぐりむっくりの体、茶色の毛、そして長くとんがった鼻。  はは〜ん、あんたはここらへんでいう 『ジグマ』ね。よく道端にいるのを見るけど、うちまで来ちゃったのね!

興奮した私は、まずダンナ様を呼んだちょっと、ちょっと来て来て!!
彼もびっくりしていた。 ねえ、これどうする? 閉じ込めたままのこのジグマ。どうしよう・・・
じいちゃんを呼ぶ?

もう寝ていたじいちゃんを叩き起こし、この状況を説明した。じいちゃん曰く 『打ち殺そうか』と。 ダメダメ!!!
それからかごに入れようか・・とかなんとか相談したが  あれっ??  扉も開いていないのに ジグマが・・いない。
なぜ?  外猫えみちゃんを蔵に入れてみた。けものの匂いがするのであろう。そわそわしていたが 発見はできなかった。
すると今度は すずなりがやってきた。 ごろにゃ〜ん!とすりすりしている。こいつは全くけものには気が付いてはいないようであった。あんた、それでよく野良猫が務まるわねえ・・とおばちゃんはちょっぴり情けなくなったのであった。

いくら探しても見つからないので、いつものように少し扉を開けて みんな解散したのである。
それからは、蔵で物音一つせず 一体あのジグマはどこに消えたのだろうか・・と不思議でならないのだ。

画像がないのが非常に残念だが、ヤツは蔵に入って早々に袋に入っていたもち米を狙っていた。(しかし、被害は全くなかった)
けものも随分と住みにくくなったんだね。こんな所に来るなんて・・

今度またけものに遭遇したら、おばちゃんは優しく話しかけ 2ショットの写真でも撮りたいなあ・・と真面目に思ったのであった。

                元気に暮らせよ、ジグマ君!
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