またもや

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前回温泉に行ってから丁度1週間。そして今日、またもや温泉に行った。

午前中、買い物をして家に帰る途中 じいちゃんが田んぼでせっせと働いていた。痛い腰を丸めて作業している姿を見ると、『私も何か手伝わなくっちゃ』と焦ってしまう。そこで昼ごはん時を狙って、外猫えみちゃんと共にお隣に行きじいちゃんに言ってみた。
『手伝おうか?』 すると 『昼から雨が降る。(だから手伝わなくていいよ)』
『んー・・・』
雨だと言われ、返す言葉が見つからず、私は他の事をしていた。そして小雨が降る中何気なく田んぼを見ると、じいちゃんが1人で作業しているではないか!!   驚きがあったが、やっぱり・・とも思ったのである。私に雨の中させるのは気の毒と思ったに違いない。そして私は家の中からじいちゃんを見て、『ごめんね』とつぶやいた。じいちゃんは雨の中頑張っていたのに何もしなかった私。何だか自分で自分に納得できずにいたのであった。

しばらくして作業が終わり、じいちゃんは家に戻ってきた。
私はまたしても外猫えみちゃんをひっかかえてお隣に行った。別に何か用があったわけではない。が、行かずにはおれなかったのだ。するとじいちゃんがこう言った。 『温泉に行かんか?』
雨も本降りになったし、痛い体を温泉でほぐしたいと思ったのだろう。母に聞いた。『一緒に行くん?』
すると彼女は『服を脱いだり着たりするのがおっくうだ。湿布も剥がさんといけないからあたしは行かない!』
我が母ながら『そんなこと言わないで一緒に行きなさいよー』と言いたいのをぐっと我慢した。が、彼女も色々痛い所があって、行けないのだろう・・と思うことにした。それにしてもじいちゃんが可哀想だ。そこでワタクシが名乗りをあげたのである。
『私も行く♨』


こうして父と娘の2人で温泉へと行くことになったのである。手にはしっかり割引券持参である。たわいもない話をしながら行く。そして到着!
『じゃあ上がったらここで待ち合わせね。』 それぞれの湯に向かったのである。今日は土曜日、しかも雨。お客さんが多いかと思ったが意外にも空いていた。私は主にジェット?の浴槽でくつろいだ。腰、足裏を水圧で刺激する。おおおおー、そこよそこ!痛いけど気持ちいいわあ。筋肉痛の所によく効く。そして少しでも脂肪を減らしたい腹にも水圧をかけてみた。まあ、何てことでしょう!! 腹が太鼓の皮のようにぶよぶよ?ベロンベロン?ふにゃふにゃ??? とでも表現したらいいのかしら?  とにかく世にも恐ろしい形状へと変化するのであった。 下からのぶくぶくにも入る。ぶくぶくは気持ちがいいのだがちょっと気になることが・・・何だか消毒のような臭いがするのは私だけ? この近くの温泉に最近行ったときにも感じたこの臭い。ジェットや露天では臭わなかったのだが・・・なぜかなあ???

汗は顔からだいぶ出た(と思った)。そろそろ上がって体重計に乗ってみましょ、どれだけスマートになったかしら?
私はルンルンで乗ってみた。
・・・   殆ど変化はみられなかった。なぜかなあ???


汗がまだまだ噴き出ていたが、じいちゃんとの待ち合わせの場所に行ってみた。まだ来ていない。普通は男性より女性の方が遅くなると思うのだが、じいちゃんはお風呂が大好きで毎日長いこと入っている。私はその間お店で売っている商品を見たり、メールしたりで1人楽しんでいた。
じいちゃん登場!  『何かお菓子を買って帰ろう!』  はいはい、どうぞお好きなものを買ってちょうだい。じいちゃんは自分でお金を出していた。
お菓子をGETしたじいちゃん。満足したのか『もう帰ろう』


こうして父娘の温泉は終了したのである。

珍しい取り合わせの温泉行きだったが、この先もう2度と父と2人で温泉に行くなんて事はないだろう。今日は仕事は手伝えなかったが、温泉には一緒に行けた。ほんのちょっぴり親孝行できたような錯覚に陥っているワタクシなのであった。
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