果実酒
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先日、我が家の前の川沿いをじいちゃんが草刈りしていた。私はというと『お猫様専用お庭』の草刈りを済ませ、さあ今から何をしようかしら? と考えていたところだった。
『グミを採らんか?』
はあ?グミ? そんなもんどこにあるの? という感じである。
ここに戻って来て10年を過ぎたが、どこに何があるのか殆ど把握していないワタクシである
グミと言えば、子供の頃学校の行き帰りで、人様のところのグミを勝手にちぎり食べていた事を思い出した。しかし、グミにトゲがあったのはすっかり忘れていた
おかげで服の上からチクチクとトゲが刺さったのだった。が、鈴なりに生っているグミに夢中で、汗だくになりながらも楽しく採ったのである。
サクランボのような形状である
全体はこんなカンジ
これをキレイに洗うと・・・ほ〜ら!!
なぜ最初にそうしなかったのか?不思議である。
子供の頃にしていたようになぜ最初に食べてみなかったのか?? う〜ん、じいちゃんが採れというんだから・・と何の疑いも持たず採れ=おいしい と思い込んでいた。そしてやっと1つ食べてみてびっくりした。
『渋〜〜〜〜〜い』
実はこれの倍の量を採ったのであるが、半分お隣に持って行ったのだ。そして私はじいちゃんに聞いた。
『グミ食べた?』
『食べてねえ(食べていない)』
じいちゃん!! 食べてなくて私に採れと言ったの?似たもの親子といえばそうだが、じいちゃん!!採れという前に1つ食べてみて欲しかったわ
などと今頃そんなことをいっても、私の使った労力は戻ってはこないのである。
そんな時母が言った。
『焼酎に漬けてグミ酒にすればいい。』
おおおおお!! その手があったわ。早速インターネットでグミ酒を検索。あるあるあるわ!!グミ酒にすると、渋みも取れるらしい。
私はホワイトリカーと氷砂糖を購入してきて、グミ酒を作った。
何でも新しもの好きなかいちゃんが やっぱりひょこひょことやってきた。
これはお酒! かいちゃんが食べるのじゃないからね!
半年程したら実を取り出し、また寝かせるといいらしい。
そして今朝。外で声がするので私も出てみた。するとじいちゃんが今度は梅を採ってきていた。
母はこれを梅干しにするらしい。何やら升に入れて量っていた。
それを見て私は思った。
フフフ、ちょとこれをいただいて梅酒を作りましょ