わたしのお盆休み
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最近はう〜ちゃんかんしゃでの活動は殆どなく、相方の彼女との付き合いも疎遠に・・は全くなっていない。月2回の『歌の会』で一緒に活動しているのである。
『ねえねえ、おいしいおさかなが食べたいね!!』
そう言い出したのは彼女である。この“おいしいおさかな” とはつまり、おいしいおさかなを肴においしいお酒を飲もうじゃないか! ということである。
『いつにする?』
食べたいとか食べたくないとかをすっ飛ばして日にちを決める。すばらしい連係プレーである!?
こうして8/16〜17の1泊が即決定したのは8/1のことだった。それからお盆前に私はぎっくり腰となり、えらいこっちゃ〜〜と3日で治した。せっかくのおいしいおさかなが逃げて行ってはたまらないわ!!
当日、家でお昼ごはんを食べてから別府に出発した。夜はおいしいおさかなだから昼は軽〜くしておこう。美味しい物を食べる時は心構えが違うのである。
そして2時過ぎに彼女の家に到着した。
『今回の計画を発表します!!』
声高らかにそう宣言した彼女。 はいはい、どうぞ発表してくださいませ。
『まず今日は温泉に今から行き、岩盤浴に入って死ぬほど汗を出す!』 はいはい。
『それから魚豊に行って(魚豊とは彼女御用達の行きつけのお鮨屋さん兼居酒屋さんである。しかし気取っていない汚い店だから温泉ですっぴんになってもぜーんぜん平気・・らしい)、おいしいおさかなを食べる!!』 はいはい。
『明日は、行ったことがないので 1地獄めぐり、2別府湾を遊覧船に乗ってクルージング、3佐伯かどこかに行き遊覧船に乗る。さあ!どれにする?』
はいはい、どれにしましょうかねえ?
私も多分地獄めぐりには行ったことがない気がする・・『地獄めぐりがいい!!』
これで今回の計画はバッチリである。
ここは明礬温泉。別府の温泉には来たことがあるが、明礬温泉のここは初めてであった。終日の岩盤浴の券を買ってさあ痩せるわよ!
私は岩盤浴は初めてではないが、彼女は初めてらしい。すごく痩せるのを期待しているようで、目の輝きがいつもと違っていた。
その前に温泉につかった方が汗が出やすくていいらしい。入浴場もきれいで、私はとても気に入った。
さあいよいよ岩盤浴へ!!
15分入って5分休憩。これを3回繰り返し今日の岩盤浴は終わりにした。それからまた温泉に入ってきれいにしてから、美味しいおさかなを食べに行くのだ。
いくらすっぴんでもいいと言われても。若い子ならそれなりにきれいだが、私たちの年齢になると他人様に不快感を与えないように少しは化けないと・・
そして多少の化粧をしてからお楽しみの魚豊へと向かったのだった🚙
駐車場に車を停めて店に歩いて近づく。
??何だかイヤな予感がする。電気がついていないのでは・・・
店の前には3匹の猫さんがいた。店に向かってごはーん、ごはーんと鳴いているようだ。そして店の前に立っていた老婦人が私達に向かってこう言った。
『今日はお休みよ』
『・・・・・』
ああ、何てことでしょう。お盆明けでお休みのようである。仕方ないので他を探す。が、行けども行けども休みや貸し切りで断られること6〜7店
もういい加減疲れた私達。今まで入ったことのないような怪しい?老若男女が集う?大衆食堂?に入った。ここでやっととりあえずはビールを飲むことができたのだった。おいしいおさかなはあきらめるしかない。またの機会にとっておくことにした。
それから彼女はカラオケに行きたいと言い、隣のカラオケ屋さんに行き、2時間歌って代行で帰って来た。
本日を振り返ると、温泉までは良かったのにねえ〜というのが素直な感想であった。
おはようございます!
本日はとても暑そうです!が、私たちは念願の地獄めぐりである。帽子・手袋・日焼け止め、しっかり対策して臨んだのである。
まずは海地獄。
おお、今から地獄があるのね。しっかり見ましょ。
地獄に感心するN先生
それから隣の鬼石坊主地獄。ここを見てから温泉卵という看板につられおばちゃん2人は一口で卵をほおばったのであった。
少し離れて山地獄。ここは組合に入っていないから・・ということで地獄めぐりの共通券にははいってなく、別に券を買わなければならなかった。
ここは動物がたくさんいた。が、別料金だから?お客さんはあまりいないようだった。
そしてまた移動。次はかまど地獄。
ここではお兄さんがタバコに火を点けて煙を水面に吹き付け実演して説明してくれていた。赤の他人とも一緒になって息をふーっと吹きかけたりして皆さんが一体となれる良いところであった。
ワニのいる鬼山地獄、白池地獄と見て回る。
そして血の池地獄、竜巻地獄。
竜巻地獄は間欠泉で、3〜40分に1回噴出するらしい。私たちが行った時は丁度終わったときで噴出は見ることができなかった。残念!
念願だった地獄めぐりは無事に終わり、長年やり残していた宿題がやっと片付いたようなサッパリ、スッキリした気分である。地獄めぐりを提案してくれた彼女にも感謝である。
おいしいおさかなを食べよう!!という本来の目的は悲しいかな叶わなかったが、またすぐその機会は訪れるであろう。
私のお盆休みも後2日。それからはまた忙しい日々がやってきて、心も体もぐったりとなるに違いない。それに耐えられるようにできることはできるうちにしっかりと楽しんでおこう!!
そう心に強く思ったワタクシだった。