霜月
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世間の人々は3連休も終わり遊び疲れたのではないだろうか。寒い日もあったが良い天気だった。
11月に入りまたもや月日の経つのは早いと実感!
そんな中、友人と出かけることにした。いつもお世話になるから何かおみやげを持って行こう!そうだ、オニゆずだわ
早朝私はオニゆずを求めて山の中の畑に行った。オニゆずは畑の斜面に植えてあった。その周りにはいのしし対策の柵が張ってある。
・・・
ああー、私は途方に暮れた。山の中・・・畑・・・早朝・・・
採ってすぐに出発できるように野良着ではなく、珍しくお出かけ着を着ていた私。何と朝露が美しいのだろうか!!美しすぎてオニゆずのところまでこんな格好じゃ行けないではないか!!!露が靴からズボンからかかるではないかああああーーーー
はあー、私がおバカだった。田舎に産まれ育ったくせになんと考えが足らなかったことか。自分で恥ずかしくなってしまった。しかしせっかく来たのだからと周囲を見回すと・・・ふふふ♥
朝露で光り輝いている。そしてここには色んな植物がイキイキとしていた。
結局おみやげはなしになったが、友人と共に出かけたのだった。
今日はお昼ごはんを食べて、温泉に行きましょ♨
富貴寺の近くの民家でやっているお店だった。この付近は食べるところがあまりないので、とてもいいお店を見つけたと私は嬉しくなった。料理もおいしくいただき、ゆっくりと過ごさせてもらった。
さあ!今からは富貴寺の猫さんにご挨拶
友人はこっそりバックにカリカリを忍ばせてきていた。まるでウチのすずなりのようなでっかーい猫さんがいた。名前はだいちゃん。(と富貴寺の受付の女性が言っていた)
だいちゃ〜ん、こっちにおいで。おばちゃんがこっそりカリカリをあげるよー。
だいちゃん、だいちゃんというと彼は私たちについてきた。そして友人は新聞の広告で作った紙製器まで用意していた。んまー、すごいわ!!私は友人の徹底ぶりに感心した。そしてだいちゃんは美味しそうにその器でカリカリを食べていた。
それから私達はお楽しみの温泉へと向かった。
今回はここ、夷谷温泉。初めての温泉だった。内湯と露天。人も少なくほぼ貸し切り状態。ゆっくりと過ごさせてもらった。
やはりたまには心身のリラックスが必要である。嫌なこともたくさんあるけれど、どこかで発散しなくては身も心も病んでしまう。
今回も楽しく過ごせ、友人に感謝である。
さあ、3連休最終日。これと言ってすることはないが、ああ、あれでもしようか〜これでもしようか〜と思っていたら結構することがあったのである。つまらないことだが、使用しきっていないスプレー缶。これをどのように処分しようか?
宅配便できた段ボールの箱。上の家に持って行く?
そこで全て車に積んで上の家へ。じいちゃんの植えたもみじはまだ紅葉していないようだ。毎年きれいなのよ♥
青い空、白い雲である。が、今日は雲は見当たらない。
そして、ここはどこ?まるで由緒正しい所の紅葉のようである。いえいえ、我が家の壊れた家の所にあるもみじです。
もっときれいなものがあったわ!!
穏やかな霜月の1日。母はぎんなんを選別し、父はなめこやヒラタケ、椎茸を採っていた。私は用はないのに父母の所にいた。何にもない、平凡な1日。でもそれは貴重な日。
こんな穏やかな日がずっとずっと続きますように・・そんな事を願いながら子供に戻ったような幸せを感じた私だった。